eGRFというのは、概算GFRのことだそうです。
このGFRというのは、クレアチニンは筋肉内のクレアチンが分解されてできた代謝産物ですが、腎機能を知る時に、このクレアチニン値が筋肉量の影響を受けるため、糸球体濾過量（GFR）のほうが正確だからだそうです。
GFRというのは糸球体の１分間あたりのろ過能力のことだそうですが、測定法が煩雑なため、血清クレアチニン値と年齢・性別から概算式で算出したものをいうそうです。
これをeGFRというそうです。
１８歳以上だと男性の場合は１９４☓Cr-1.094☓年齢-0.287で算出するそうです。
女性の場合は、194☓Cr-1.094☓年齢-0.287☓0.739の概算式で算出するそうです。
このeGFRの数値がほぼそのまま自分の腎臓が何％働いているかを示すそうです。
この値が基準値を外れて低いということは、糸球体腎炎、腎硬化症、糖尿病腎症、尿路閉塞、膠原病などによる腎障害がわかるそうです。
基準値を外れて高い場合は、糖尿病腎症の初期や妊娠がわかるそうです。
eGFRが低値ということはさまざまな原因で腎機能が低下していると考えられるそうですが、３ヶ月以上にわたって尿蛋白などの腎障害が続いたり、GFR値が６０未満である場合には慢性腎臓病と診断されるそうです。
CKDはGFRに基づいて腎機能が分類されるそうです。
関連する検査として、尿素窒素、クレアチニンがあるそうです。
異常値のときの対処法として、内服療法や食事療法だけでは全身の管理が難しくなるう場合があるそうです。
透析療法が必要となる可能性もあるということで、腎臓専門医による適切な治療が必要だそうです。
eGFR値が９０以上なら腎機能は正常又は高値、60～89だと正常又は経度低下、30～44は、中等度〜高度低下、14以下というのは、末期腎不全となるそうです。

2020-03-02/健康診断のeGFRについて