筋肉の中の筋肉運動のエネルギーとしての働きを持つ物資をクレアチンというそうです。
このクレアチンが分解されてできた代謝産物のことをクレアチニンというそうです。
クレアチニンというのは、腎臓に運ばれて、腎糸球体でろ過されたあとはほとんど再吸収されることがないそうです。直接尿の中へ排出されるそうです。
クレアチニンの排泄量は、筋肉量や運動量に関係するそうです。
筋肉量の多い男性のほうが女性よりも高い値だそうです。筋肉量の少ない子どもや高齢者は、成人に比べて低値となるそうです。
基準値としては、男性は0.65～1.07mg/dl、女性は0,46～0.79mg/dlだそうです。
血清中のクレアチニン濃度は腎機能障害の指標となるそうです。
腎機能が低下すると、クレアチニン値が上昇するそうです。
急性や慢性の腎障害、うっ血性心不全、ショック、脱水、やけどなどで腎血流量が低下したりすると、高値になるそうです。
シメチジンや抗菌薬のST合剤などの薬剤を飲んだりしていると値はやや上昇するそうです。
筋肉量に比例するクレアチニンは、筋肉量の多い先端巨大症や巨人症で高値を示したりするそうです。
逆に筋肉量が減少していく筋ジストロフィーなどの筋疾患や長期間寝たきりなどで筋の萎縮が進んでしまったりすると低値を示すそうです。
クレアチニン値は、腎機能の指標として用いられるそうです。
より正確に腎機能を調べるためには、他の血液検査や尿検査とあわせて総合的に判断する必要があるそうです。
一般的に血清クレアチニン値が2.0～3.0mg/dl以上になると中等度の腎機能障害があると考えられるそうです。
血清クレアチニン値が8.0mg/dl以上、または血清尿素窒素が100mg/dl以上となると末期の腎不全と診断されるそうです。
これは透析が必要と考えられるそうです。

2020-02-02/健康診断のクレアチニンについて